その他

FFTによるパターンノイズの除去

画像を(高速)フーリエ変換すると、周波数空間での強度分布が分かる。 従って、パターンノイズのような周期的な模様は周波数空間で見たときに容易に見分ける事が出来る。 その例を自分の撮影した木星の画像を使って紹介する。

この画は2011年8月10日に撮影された木星

Registaxによる強調処理で、カメラの素子の"クセ"のような、右上に向かう縞模様が表れている。

これをFFTにかけると周波数空間に移動する事が出来る。 つまりこの画像がどのような周波数成分をどの程度含んでいるかという事を見る事が出来るようになる。

画像中央付近が周波数の低い成分、周辺に行くほど周波数が高い成分となる。 この画像をよく見ると中央付近の第1象限側と第3象限側に伸びる短い輝線が見られる。 じつはこれがもとの画像のパターンノイズを表している。

そこでこの輝線にマスクをかけてみる。 つまりこの輝線を黒くする事と同じである。 ちょうどこんな感じにする。

そしてこれを逆FFTにかける、つまりもとの画像に戻す。 ただしノイズが除かれているはずである。

ちょっと分かりにくいかもしれないが、始めの画像に乗っていたパターンノイズは除かれている。

NOTES